大師匠が一般向けのセミナーを開催します
先日こちらの記事でもちらっと話に出てまいりました
我が大師匠長谷澄夫先生が、来月から一般向けのセルフケアセミナーを開催されます。
現在当院で行っている治療は、すべて長谷先生に師事して習得しました。
私自身はスクールに入ってまずはお弟子さんから学び、
長谷先生に直接お会いできたのは半年以上たってからでした。
なかなかお会いできないので、実在しないのでは?という都市伝説まで浮上した位です(笑)
そんな長谷先生にいきなり会うことができるセミナーは非常にレアです。
ちなみにセミナーには行けないけど、ちょっと興味はあるな・・・
という方は、メルマガ登録だけして視聴ができる無料プレ講座だけでも見ることをお勧めします。
だいぶサービスしてたくさんの情報をお話ししてくれています。
内臓の位置や働きなど、とても勉強になると思いますし
当院の治療が何をやっているのかも、よりご理解いただけると思います。
興味がおありの方は是非ご視聴してみてください。
サイトはこちらです。
↓
すこやかママのいえ
http://sukoyakamamanoie.com/
住所:〒322-0602
栃木県栃木市西方町金井1607-3
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「未来のミライ」にみる立場ごとの感情
昨日の金曜ロードショーで放送していたので、何気なく見ていたら
ハマってしまって、風呂に入るのを伸ばしてじっくり鑑賞してしまいました。
物語のテーマは私が思うよりもっと壮大なのかもしれませんが
家族の日常のリアリティがすごすぎて、
子どもの私、母親の私、それぞれの自分がそれぞれのキャラクターに感情移入しました。
ある日妹が生まれて、家族が増える。
かわいいけれど、赤ちゃんばかり優先されているように感じる4歳のお兄ちゃん。
自分の方を見てほしくて、言うことを聞かなかったり、赤ちゃんに乱暴なことをしてしまったり・・・
それが母親の逆鱗に触れてしまい、怒られて余計意固地になってしまったり。
母親の目線で見ていると、
「あー。こういうことよくあるなあ」
と感じますが
子どもの気持ちになってみると
「その気持ちわかるよ!」
と何とも言えない感情が湧いてきます。
ちょうどうちも上が男の子、下が女の子、4学年差なので
シチュエーションもドンピシャです。
上の子の、こっち見て、かまって攻撃に疲れたり
「なんで今それする?」とイライラしたり
作中のお母さんに激しく共感しました。
でも、また小さな男の子目線になると、
母親的には一生懸命やっていることが、怒られてばかりに感じたり
赤ちゃんばっかりがかわいくて自分のことはキライなんだ・・・と思ったり
切なくなってきます。
一人で見ていたら絶対に大号泣でした( ̄▽ ̄;)
そして自分の過去を省みて、とてもとても反省しました
仕事柄、よその親子さんのことは意外とわかったりするのですが
自分が当事者になると冷静になれずに感情で動いてしまいます。
理性よりも感情が勝ってしまいます。
そして冷静になった後で激しく後悔
これは私に限らず多くのママが体験されていると思います。
「未来のミライ」は子育て中にはありふれた日常が描かれています。
これを見たら、
「私ダメなママだと思ってたけど、同じ悩みの人がいた」
と思えるかもしれません。
ちなみに精神論も大切ですが
ママの体に余裕があるかどうかで同じ現象に対する受け取り方が変わります。
疲労困憊していると、なんでもかんでもネガティブに受け取ってしまいます。
わかりやすいのは頭痛があるかないかです。
頭痛があるときに我が子に「キャー!!」って大声でぐずられたら、
すぐさまやめてくれ!って思って、なんなら「うるさい!」って怒ってしまいますよね。
頭に響くから。
でも、頭痛がなかったら
「あー、またか・・・」と結果怒るかもしれませんが、
怒りの限界点を突破するまでの時間は長くなるはずです。
体調は心の広さに影響します。
ささいなことで烈火のごとく怒り爆発して、後で死ぬほど後悔することが減れば
もっと人生楽しくなる気がしませんか?
健康になって、心が広くなったら一石二鳥です(^▽^)/
生まれつきどうしようもなく心が狭くて・・・という人は、一緒に検証しましょう
母親は家庭の雰囲気を反映します。
イライラで家庭の雰囲気がピリピリしているときは
気分転換をしたり、ストレス発散をしたり
体を整えて懐を広くしたりしてみると
お家の中の空気が変わってきますよ。
すこやかママのいえ
http://sukoyakamamanoie.com/
住所:〒322-0602
栃木県栃木市西方町金井1607-3
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
産後の体重を落とすにはまず〇〇が効果的!
産後に体重が落ちない。
この悩みを抱えるママは多いと思います。
特に2人目以降になると顕著になる傾向があります。
なんやかんや言って1人目は、
何もしなくても体重が落ちたり
何もしなくても体型が戻る方もおられます。
怖いのはその後のことで
1人目なにもしなくても戻ったから2人目も何もしなかった・・・
・・・、もどらない( ̄▽ ̄;)!!
という方の多いこと。
妊娠中の体を風船に例えて説明するのですが
初めて膨らませた風船は、空気を抜くとすぐに戻りますが
もう一度膨らませると、元には戻り切らなくなります。
これと同じ現象が、妊娠回数に応じて起こるのです(-_-;)
体重と体型は別物です。
体型の話はまた今度にして。今日は体重の話を。
妊娠中に増えた体重を戻すには、ついた脂肪を消費する必要があります。
脂肪を消費するには脂肪を燃やさなければなりません。
産後のママは、妊娠中から内臓が下がりやすく、
内臓一つ一つが血流不良だったり、
下がった内臓に引っ張られて猫背になり、
育児での前かがみ姿勢と相まって
呼吸が浅くなりがちです。
脂肪を燃焼するためには酸素が必要ですから、
浅い呼吸は取り込める酸素の量が少なくなる分、燃焼できる脂肪の量も少なくなります。
また、むくみなど、体の中に老廃物が溜まったまま外に出せずにいると
老廃物の分体重が減りません。
デトックスすると体重が落ちるのは、この体内に溜まった毒や老廃物を外に出すからです。
しかし、毒を出すためには肝臓や腎臓など解毒の役割を持つ内臓に働いてもらわなければならないのですが
内臓が下がっていると、出せる力が半減します。
内臓の位置を正しく戻して、きちんと働けるようにすると
♦解毒・排泄が進んでその分の体重が減る。
♦呼吸が深く吸えるので、取り込める酸素量が増え、脂肪を燃焼しやすくなる。
という素敵な働きがあります✨
不調な体を無理にムチ打っても変わらなかったり、
疲れすぎて体調自体を悪くすることがありますが
まず疲れている内臓をケアしてあげることで、
しっかり体重を落とせる体になります
体重も気になるところですが
個人的には体重そのものよりもいかにスタイルをよくするかの方が重要かなと感じています。
次回は体型について書きたいと思います。
すこやかママのいえ
http://sukoyakamamanoie.com/
住所:〒322-0602
栃木県栃木市西方町金井1607-3
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
早産の原因
先日早産の赤ちゃんについての記事をアップさせていただきましたところ、
早産の原因についても知りたいというありがたいご意見をいただきましたので
本日はリクエストにお応えしたいと思います。
早産とは、妊娠22週0日から妊娠36週6日の期間に出産することをいい、
早産で生まれた赤ちゃんのことを早産児といいます。
ちなみに出産予定日は40週0日をいい、
正常とされる37週0日から41週6日の出産を正期産、
21週6日以前を流産、
42週0日以降を過期産といいます。
現在妊娠22週~36週にあり妊娠を継続中で、
出産につながりそうな症状が出ている状態を切迫早産と言います。
お腹が張る、下腹部が痛い、出血がある、破水している、子宮の出口が開いている、
子宮の出口の厚みが短くなっている、などの症状があてはまります。
簡単に言うと、「産まれちゃうかもしれない状態」です。
なので、もしかしたら産まれないかもしれない。
けれど、産まれたら早産になってしまうので対策しておきましょう、というのが切迫早産です。
実際に切迫早産の診断で長期入院をして、いざ臨月になったら予定日を過ぎてしまったので
陣痛促進剤で陣痛を起こして出産したという話は産婦人科ではあるある話です。
経験のある方もおられると思いますが、切迫早産は入院期間が長くなりがちです。
24時間持続点滴と、体は元気なのにひたすら寝たきり・・・という入院生活。
赤ちゃんのためと言い聞かせながら、
ずっと管がつながっているストレスと張り止め薬の副作用、寝たきりによる腰痛など、
ママにはストレスが多くなりがちです。
最近では入院治療期間を短くしてもその後の経過が変わらないというデータをもとに、
長期入院は意味がないという考え方が広がりつつあるようです。
今後のスタンダード治療も変わっていきそうですね。
早産には自然に生まれる自然早産と、
何らかの原因があって子宮外に出した方がメリットがあると医師が判断して出産に踏み切る人工早産があります。
人工早産の場合、胎児への負担を減らすためにほとんどの場合帝王切開が選択されます。
どちらも母体側と胎児側という二つの理由に分けられます。
母体側・胎児側というと難しく聞こえますが、これも簡単に言うと、
・お腹の赤ちゃんが子宮の外に早く出たがる場合、
・お母さんの体が赤ちゃんを、体の外へ出そうとする場合
・両方からんでいる場合
ということです。
赤ちゃん側の問題は、遺伝的問題や先天奇形の他、発育が著しく悪い、苦しくて心拍が遅くなる等があります。
母体側は早産の原因になる疾患は、妊娠前からの病気や妊娠中特有の病気がいくつか種類がありますが、
産科で働く気があるのでもない限り、病気の名前を覚える必要はありませんのでここでは割愛します。
臨床で合併症が特になく、早産もしくは切迫早産になる方によくある原因は大きく2つあります。
1つ目は、内臓下垂です。
内臓が重力に負けて足方向に下がっていることが多いです。
多いというか、ほとんどそうなっています。
胃下垂があるという自覚がある方は100パーセント下がっています。
子宮は内臓の中でも下の位置にあるので、上にある内臓の影響を受けやすいのです。
内臓が下がって妊娠子宮も下がると、子宮の入り口に赤ちゃんがダイレクトにぶつかります。
頭が下なら頭突き、逆子ならキックが入ります。
子宮の入り口はデリケートで、刺激を受けると子宮全体がぎゅーっと収縮します。
子宮が下がっている人はそうでない人に比べてお腹が張りやすく、
また基本的にお腹がずっとかたいということも多くあります。
加えて下腹部や足の付け根に違和感や不快症状を起こしやすい傾向があります。
臨月が近づいて子宮が大きくなっている時期や、
赤ちゃんの胎動が刺激となって子宮が収縮することもありますが、
これらはすぐにおさまることが多く、生理的なものとして問題視されません。
回数が多い場合や、1回1回の張りが長い時間続くと
子宮の出口に影響が出る可能性が高くなります。
子宮が下がっているかどうかは、鏡の前で横向きに立ってみればわかります(服を着ていて大丈夫です)。
お腹の一番出ている部分が床と水平方向より下を向いていると、下がっています。
他に、妊婦健診で子宮の長さを測る際にメジャーを当てられる下側の恥骨という骨の上を触ってみます。
その恥骨の骨が終わってすぐにお腹の膨らみが始まっている場合も子宮が下がっています。
正しい位置に子宮があれば、恥骨の上には平らな部分が2〜3センチあって、
その上からお腹の膨らみが始まります。
もしこれを読まれておられる妊婦さんが、「私当てはまる!」という場合は、
体を整えることをおすすめします。
セルフケアでも治療を受けるのでも構いません。
体が整うと子宮や他の内臓の位置が整い、
子宮が上がるのはもちろん、
整理整頓されてお腹の大きさ自体もすっきりします。
子宮が下がっているからといって必ず早産になるわけではありませんが、
胎児への栄養供給、居住環境の快適さ、それからママ自身の体調にも関係しますので、
本当の意味での「母子ともに健康な出産」を目指すのでしたら、ママの体を整えるのが最善です。
臨床で早産・切迫早産になる原因の2つ目は感染です。
妊娠していない時、膣内は通常酸性に保たれていて外部からの異物侵入と感染を防いでいます。
妊娠中は酸性度が下がりやすいため、菌類が侵入・増殖しやすくなります。
健康状態が悪く免疫が下がっていると膣炎を起こしやすく、治療しても何度も再発することがあります。
また、膣を通り越して子宮内まで感染が進むことがあります。
赤ちゃんや羊水を包んでいる膜に感染・炎症が起きると、
子宮収縮が起き子宮の出口に影響が出たり
膜が破れて破水してしまうことがあります。
通常、破水は赤ちゃんが生まれる直前に起きるものです。
まだまだお腹の中にいてほしい時期に破水してしまった場合、破水の程度にもよりますが
状況が悪くなればそのまま早産につながることもあります。
よく妊娠中のセックスに関してマタニティ情報誌などにも載っていますが、精液には雑菌が含まれます。
セックスの刺激による子宮収縮にも配慮が必要ですが、
特に膣炎を起こしやすいような方はコンドームを使用し、感染予防にも目を向けましょう。
陰部の清潔を保つことで侵入を防ぎ、合わせて体力・免疫力を上げていくと感染予防の効果が上がります。
産科に限らず難しい疾患名が出てくるとそこに目が行きがちですが
大事なのは病気の名前ではなく健康状態がどうなのか、です。
病気の名前に囚われるとピンポイントで体を捉えようとしてしまいますが、
もっと広い視野で体全体を捉えると別の可能性が見えてきます。
お腹の張りがある時、まず必要なのは張り止めの薬なのか、
何度も繰り返す膣炎に、同じ薬を使い続けていればいつかは終わるのか。
ちょっと立ち止まって、考えてみることも必要だと思います。
病院の先生の治療も大切ですが、
自分で予防・改善するために、
知っていれば努力できることはたくさんあります。
「母子ともに健康な出産」を迎えるためにできることを考えてみてください。
サポートできる立場の方は、情報を伝えてあげてください。
体を整えることのメリットと重要性を。
すこやかママのいえ
http://sukoyakamamanoie.com/
住所:〒322-0602
栃木県栃木市西方町金井1607-3
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
外面イクメン
という言葉があるかどうかは知りませんが、
私の中で
外ではイクメンを装っているものの
実際家ではあまりやらないパパを勝手にこう呼んでいます。
ちなみにうちの父親は外面イクジイといったところでしょうか。
時代もあり、まったくと言っていいほど我が子の育児には参加せず
同窓会で同級生に孫が生まれたことを知り、
自分もじいちゃんになりたいから早く結婚しろといってきたり
なかなかマイペースな人です。
実際に孫が生まれても、上の子の時はほとんど関わらずに孫に敬遠されるし
下の子の時はときどきペットのごとくかわいがるだけで
自分は育児をしていると吹聴していたのを見て
身内とはいえちょっとどうよ・・・と思ったことがあります。
でもこれはうちの父親に限ったことではなく
割と多くの男性に見られるように感じます。
もちろん、本当にしっかり育児をしてくれる真性イクメンもいらっしゃいます✨
まあ、実際は家族関係に影響しなければどんな関わり方でも私はよいと思っていますが。
育児はママの仕事。
とはっきり決まっていて、ママも納得しているのならよいでしょう。
ただし、
ママは手伝ってもらいたいのにやってくれないとか
ママからしたら大して育児参加していないのに
「俺は育児をやっている」と言っちゃうとか
は、かなりママのストレスになります。
自分の好感度アップのためにイクメンを自称するのはもちろん
5分相手をしただけで自分は育児をしていると本気で信じているようなツワモノは
ママにとってみればイライラの元にしかなりません。
具体的な例を言うと
・うんちのおむつは替えない
・赤ちゃんが泣いたら抱っこはすぐママにバトンタッチ
・ママのおでかけで子守を任されると自分の実家で親に面倒見てもらう
などは私調べではかなり反応悪いです。
できるできない以前に、最初から頑張る気が見えないのがよくないようです。
男性がこのブログを読むことはあまりないと思いますが
自称イクメン、外面イクメンは見ていればけっこうわかりますし
さらにそのことでママが静かにストレスを感じていることに気づいていないパターンがとても多いです。
産後の女性はホルモンバランスの乱れや育児疲れで繊細になったりイライラしやすくなります。
家庭の雰囲気をギスギスさせないよう
女性の怒りのツボを刺激しないように言動には気をつけていただくことも
お互いが気持ちよく生活していくには必要かなと思います。
思い当たるところがある方は、見直してみてくださいね。
すこやかママのいえ
http://sukoyakamamanoie.com/
住所:〒322-0602
栃木県栃木市西方町金井1607-3
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
258gの赤ちゃん
やはり皆さんツバメに興味がおありなんですね。
ほぼほぼ毎日ツバメさんの話が話題に上ります。
現状巣ができたばかりのようですので
卵が巣の中にあるのかもまだ不明です( ̄▽ ̄;)
先日、24週で出生した世界最小258gの男の子が
3000gを超えるまで成長し、
無事退院したというニュースがありました。
出生体重500g未満の子の生存率は年々増加しているそうで、
医学の進歩を感じます。
私が周産期母子センターに勤務していた十数年前は、
関わった500g未満児のほとんどが
残念な予後を迎えていました。
妊娠22週を以降の早産児を管理できる医師が新生児科にいたので、
妊婦さんの状態が悪くなって他のクリニックなどから
救急車で搬送されてくることはよくあることでした。
早産を食い止められるようならそのように治療しますが、
食い止められないという判断になると
搬送先に着くなりそのまま出産か、
または帝王切開が選択されます。
数年前のドラマ「コウノドリ」のように
産科と小児科が時にはぶつかり合いながら
協力して母子医療にあたっていました。
産科のベッドが空いているからと週数の早い妊婦を受け入れて、
「(過労で)産科に殺される」
と小児科が冗談か本気かわからないことをいっていたとかいないとか・・・
そんな話もありました。
この母子の場合、4人目の妊娠24週で母体の血圧が急に上がってしまい、
子宮内環境も同時に悪くなり、
子宮外に出した方が赤ちゃんにとってメリットがあると判断されたため
帝王切開で出産になったそうです。
主に母体の不調が理由ということになります。
上のお子さんの妊娠時も血圧が上がったそうですので、
リスクはあったということですね。
急変した時や、生れた後お子さんががんばって生きている姿を見て
あれがいけなかったのか、これがいけなかったのか、
あの時こうしていれば・・・など
後悔や自責が後から後から沸いて出たのではないかと思います。
もしママが体をセルフケアしていたら、
治療を受けていたら・・・
結果として同じく早産になったかもしれませんが、
子宮内にとどまれる日数は伸びた可能性は高いと思います。
胎児にとっては1週間でも1日でも長く子宮内で過ごすことに大きなメリットがあります。
それを押しても外に出すというのは当事者も医療者もかなりの覚悟が必要だったと思います。
そのような状況でも対応可能な産科・新生児科のある医療機関で出産できたというのも
今回の退院にこぎつけた理由の一つだと思います。
受入れ管理できる新生児科がなければ、
生きられなかった可能性が高かったと思います。
日本は国際的に見ても新生児死亡が少なく
周産期医療の水準は高いとされています。
それでもマンパワーや設備の面で施設ごとのレベルに差はあります。
当然ですが、まず受け入れ先がなかったら対応することは不可能です。
たとえ受け入れてもらえても
それすなわち後遺症が起きないということにはなりません。
後遺症の説明を聞いて、子供を諦める選択をする方もおられます。
それくらいシビアな現実が突き付けられます。
とても小さく生まれても、生存できる確率は高くなりました。
しかし、生存率と後遺症の発症率はまた別の話であり、
生存率の伸びに比べて後遺症の発症率はそれほど変わっていないそうです。
生存率があくまで「生きて」いることだけを指しているからかもしれません。
確率はあくまで数の問題で、個々の事情は表れません。
逆に90%の確率で予後が悪いと言われても、
少しでも体を良くしたら
確率論では測れない何かが変わる可能性だってあります。
今回のこのニュース、皆さんの感じ方はそれぞれだと思います。
そんなに小さく生まれたのにここまで育ってすごい。
よかった。
めでたしめでたし。
と感じる方は多いと思います。
どこか自分とは遠い世界の話と捉えるかもしれません。
その後の後遺症や発達の問題までは想像がつかないかもしれません。
小さく生まれたのだから、早産児だから仕方ない、
などと諦め嘆くだけでは何も変わりません。
本来の能力を最大限発揮できるように状態を整えると、
「〇〇だからできなくてもしょうがない」
と思い込んでいたものが変化することも珍しくありません。
これから妊娠する人、今妊娠している人で、
自分には持病はないから大丈夫と思われる方もおられると思います。
でも、突然状態が悪くなって赤ちゃんを子宮の外に出さなければいけなくなるのは、
もともとリスクのある方ばかりではありません。
ある日突然、本当に事故のように急変することもあるのです。
その場合も自覚がないだけで体はサインを出していることもあります。
そもそもどうして早産になってしまうのか、
原因について追及すると長くなってしまいますので
それは別の機会にまた書きたいと思います。
興味のある方は直接お尋ねください。
怖いことを言うようですが、
今回の小さい男の子のように、
たくさんの人の力と環境の良さで未来が開ける子の陰で、
そうはならなかった子も確かにいるのです。
不調の自覚があってもなくても体を良くする努力は必要です。
体の力を最大限発揮し、起こりうるリスクを最小にする。
妊娠前から、妊娠中も、他ならぬ我が子の健康のために。
妊娠は病気ではありませんが、
妊娠中のママの体は赤ちゃんの命を預かる世界そのものであり、
ママの不調が時にお腹の赤ちゃんの生命を脅かすことがある
ということを忘れないでほしいと思います。
すこやかママのいえ
http://sukoyakamamanoie.com/
住所:〒322-0602
栃木県栃木市西方町金井1607-3
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
栃木県のマタニティー向け整体院のブログはこちらからご覧いただけます
当院は、栃木県にて妊婦さんや産後ママさん、赤ちゃんの為に整体を行っております。妊娠期や授乳期、赤ちゃんへの施術は体への影響などでお断りのお店も多い中、当院では安心して受けられる施術を提供しております。
「すこやかママのいえ」は、ありがたい事に評判も高くマタニティーや育児の雑誌への掲載もされております。その為、全国からご利用されるお客様も多くいらっしゃいます。このブログでは、雑誌掲載のお知らせや更新履歴、そして助産師の日常についてご紹介させて頂きます。
また、お得なキャンペーンのお知らせもこちらのブログにて告知させて頂きますので、是非栃木県の当院をご来店の際にはチェックしてみて下さい。他に、分からない事や不安な事がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。