すこやかママブログBlog

2023/02/17

回復したい体を応援する

この1か月は、風邪っぴきっぽい人がとても多かったと思います。
特に子供が顕著に感じました。

 

 

お熱や咳は施術をすると楽になることを数多く体験していますが
お客様が私が「治している」と勘違いされてしまうことも多いので
そうではないということをたびたび説明するようにしています。

 

当院でやっているのはあくまで回復しやすく環境(条件)を整えるということです。
それは呼吸と睡眠です。
厳密に言えば他にも要因はあるのですが、まずはこの2つが非常に大切だということが分かると、

もう少しどっしり構えられるような気がします。

 

 

呼吸と睡眠、なんていうとなんだか難しそう~って感じるかもしれませんが
簡単に言えば
・ちゃんと眠れるか
・ちゃんと息ができるか
ってことです。

 

人は眠ることで体の疲れや不調を回復します。
きちんと眠れないと当然回復力は落ちます。

 

睡眠の質という言葉が一時流行りましたが、

時間は眠っても、結局ただ意識が落ちているだけ、みたいな方が思った以上に多いので
そういう方は当然回復力が十分発揮できずになかなかすっきり回復できなかったりします。

 

 

回復するためには体力が必要です。

 

エネルギーを作るには酸素が要ります。
酸素は呼吸によって体に取り込まれます。

 

だから、呼吸と睡眠が大事なのです。

 

それに、体験したことのある方は知っていると思いますが
呼吸が苦しいと寝ようとしても寝られないことが多いので
ダブルでなかなか回復しません。

呼吸が苦しい
寝たいのに寝られない
というような回復しにくい状態になっている方は

呼吸を楽にすること
きちんと眠ること

の条件を整えるとその後の回復力がぐっと上がります。

それを普段の施術でやると、大人もそうですが
特にちびっ子はもともとの回復力がスバラシイので

 

ぜえぜえしてたり目が死んでたりぐったりしてたりで来たのに
帰るときはウソみたいに元気に出ていく子が現れたりします。

 

 

それを見たママが
小林が治してくれた
勘違いしてしまうのですが

 

 

何度も言いますが
私がやっていることは
呼吸をしやすくすること
眠りやすくすること
であって

 

「治す」のは本人の体がやってくれています。

なので、小さい子供などもともと回復力のある子はすぐに元気になることもありますが
年齢を重ねた方だと、変わったとしても数日かかったり普通にあります。

 

同じくらいの年齢でもその場の反応は
すぐ元気になる子、あまり変わらない子、めちゃくちゃ眠くなる子、咳や鼻水が落ち着く子、咳や鼻水がむしろ出るようになる子・・・
と、土台の要因や今の回復レベルなどによって反応が全く違います。

 

私がなんでも治せるのだったら、そんなにいろんな反応になることなどなく
全員帰りは元気になっているはずなので

あくまで「治す」のは本人

 

 

施術は本人が治しやすいように条件を整えるお手伝いをしているだけで
決して魔法ではありません、あしからず。

 

 

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2022/10/25

寝違えの次は食いしばり

こんにちは。

前回、食べすぎが原因で寝違えた話を書きましたが

それでめでたしめでたし・・・となはならず

 

実は後日談がありました。

 

 

寝違えの症状が落ち着いた後

今度は夜中の食いしばりが連日続き・・・

朝起きると顎が痛いわ、歯茎に圧力がかかって知覚過敏みたいになるわで

 

はっきり言って散々でした

 

 

特に、知覚過敏の症状には、

ついに歯周病のお年頃?と不安大爆発になりました。

 

なんせ冷たいものも温かいものも歯茎が染みる感覚があったので

食べるの大好きな私もちょっと楽しく食べられない状態に。

 

 

でも、もっと若い頃に、知覚過敏ではありませんが

歯の痛みがあって歯医者にいっても虫歯がないと言われて途方に暮れた経験がありました。

 

その頃は今ほど整体の知識がなかったものの

体が整ったらいつの間にか歯の痛みもなくなっていたので

 

今度もそれと同じ現象であることを祈りつつ・・・

(自分を客観視することは不可能なので、ちゃんとは判断できない)

 

 

というわけで、やみくもに体のかたいところをセルフケアで柔らかくしてみることに。

状態としては寝違えた時と同じような感じでした。

 

 

結論をいうと、寝違えたときは首にかかっていた内臓から来る負荷が

なんらかの理由でちょっとだけ顔の前の方にかかるようになり

下あごが足方向に引っ張られる力に抵抗するために夜な夜な頑張っていた模様・・・

 

体ってすごいな~、と素直に思いました。

 

 

自分の食いしばりが落ち着いて知覚過敏がなくなったころ、お客様から全く同じ症状の悩みをうかがって

「それ、こないだの私と同じです」と思わず食いついてしまいました。

 

そのお客様の体も、当時の私の体を同じような感じだったので

ある意味自分以外のサンプル検証ができたうえ、ある程度の確証も得られました。

 

 

これ、結局は寝違えも食いしばりも原因はほぼ同じだったということなんですが

もし病院に行くとしたら、同じ診療科には行きませんよね。

 

寝違えだったら整形外科、

食いしばりだったら歯科か口腔外科とか・・・

 

そして原因が別の場所にあるから多分解決しないという。

 

現代医療だとよく起こりがちなあるある事件になるところでした。

 

 

知識とか情報とかじゃなく、

素直に物事を見てみたり、

小学生くらいの感覚で疑問をもつと

もっと単純なものが見えるのかもしれません。

 

 

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2022/08/23

髪が爆発していると思ったら、爆発していたのは頭の方でした

お盆休みに髪の毛を切りました。

 

もともとショートなので、そこそこ高頻度で髪を切っているのですが
髪がまとまりにくい、朝起きると寝ぐせがひどいということが気になっていました。

 

予定が合わなくていつもよりも美容院に行くまでの期間が長くなってしまい
待ちに待った当日、朝から頭がマックス爆発してしまいました( ̄▽ ̄;)

 

うわ~
と思いながら、ふと頭を触ってみると

 

「あれ?」

 

と違和感が・・・

 

なんか、頭大きくない?
髪のせいで大きく見えるんじゃなくて
頭の骨そのものが大きくなってる!!

 

いやあ、焦りました。

湿度、台風(低気圧)、夜更かしなどなど・・・で
体が膨張、頭も膨張!という他人事なら面白いけど当事者だと笑えない事件でした(笑)

 

お盆あたりに太った~、とか体が重い~とか感じた方もいらしたのではないかと・・・

 

くびれがなくなったり、下腹ぽっこりになると、人間太ったと思い込んでしまいます。

 

でも、かなりの割合で
体調不良による体の膨張が原因です。

 

なんて、人にはいつも説明している癖に
自分も頭の膨張にまったく気づかず・・・

 

人様の頭にはほぼ毎日触らせてもらっているのに
自分の頭は全然触っていない事実に気づかされました。

 

反省・・・

 

実際、数日程度の急激な変化は膨張である場合がほとんどで、

整えるとその場(数十分)である程度しぼみます。

 

よく「魔法みたい!」と言っていただけるのですが
魔法ではないので30分くらいでそこに存在する肉を消滅させることはできません

それこそが膨張だと言い切れる理由です。

 

 

ときどきこのブログでも記事にしたり、お客様に話しているので見聞きした方もいると思いますが、

 

不調=膨張です。

 

むくみも、くびれがないのも、お尻が大きいのも、太腿が太いのも膨張です。

 

イメージとしては、

水揚げされた深海魚とか、標高の高いところに持ち込まれたスナック菓子の袋とか・・・

 

パンパンになってますよね

 

あれを好調だとは思わないと思います。

 

 

体調や天気などの環境で体の境界線がちょこちょこ変動する

 

いう事実を知っていると
何か変化があったときでも慌てずにいられそうですね。

 

逆に、定期的に自分の体の膨張具合をチェックしていると、

不調の自覚が感じられないうちでも体調の変化に気づけることもあります。

 

健康うんぬんよりも、スタイルの方に気を遣っている方にはおススメですし、

よりよいスタイルを目指すヒントになるかもしれません。

 

 

以上、反省からのいい話風まとめでした<(_ _)>

 

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2022/06/17

便秘と下痢はどっちがマシか?問題

タイトルからいきなり下ネタ全開です

めっちゃ大事なので多分本文中にも何度も単語が出てきます。

お食事中の方はご注意ください<(_ _)>

 

 

ご自身のお腹がゆるいとか、お子さんが下痢しているとか

ご相談を受けることがあります。

 

1日で終わればまあいいけれど

数日続くと気になる・・・とのこと。

 

 

が、話を深堀りしようと

「お腹が痛いとか、熱があるとか、だるいとかあります?」

と質問すると、大抵の場合

「元気です」

とお返事されます。

 

この時点で私の答えも決まります。

「じゃあ、いいんじゃないですか」

終了―――。

 

 

ってなってくれたらいいんですけど

「ええ?いいんですか?」

と驚かれてしまうこともしばしばあるので

一般の方の感覚と自分の感覚がかなりずれていることをいつも体感します。

 

ある意味気持ちはわからなくないです。

「病院行った方がいいんじゃないの?」という親や旦那の口だけ攻撃にもやっとしたり

 

様子見てて治まらないのを確認してから小児科受診すると

「なんで今まで放っておいたの?」と責めるように言われて嫌な気持ちになったりしますよね。

 

私も過去に子供が2週間ほど下痢が続いた時、

めちゃくちゃ元気なのに幼稚園から医師の診断書もらってこないと預かれない、

と言われて行きたくもないのに受診した時医師から言われて、

嫌な気持ちになったことをよく覚えています

 

でも、胃腸炎とかって言われて終わりで

結局そのまま様子を見ることが多く、

受診してもしなくてもやっていることは変わらないというのはけっこう多いです。

 

 

 

まず、シンプルに

下痢している状態とはどういうことなのか?

と考えてみます。

 

これ、本当にそもそものはなしです。

 

 

もし下痢を「悪いこと」と断定していたら、思い込みで視野がめっちゃせまくなっている可能性が高いので、ご注意ください。

 

正〇丸信仰を考えると、今のママたちの親世代が正〇丸に絶大な信頼をおいていたはずですし、

つまりは下痢はとめるべきもの、というすりこみがあるのは、

昔の自分と自分の母親を考えれば想像に難くありません。

 

でも、下痢とは悪いもの、止めるべき症状ではなく

体内に入った異物(悪いもの)を体の外に出すために水分量を多くして押し流すために起きている現象だったりします。

 

口(上)から出そうとするのが嘔吐で、お尻(下)から出そうとするのが下痢です。

いわゆる変なものを食べてしまったときに、嘔吐と下痢が同時に起きることもありますね。

これは入れてしまったものをとにかく外に出そうと上から下から捨てているというイメージが持てるかと思います。

 

 

つまり、お腹が緩い、下痢しているというのは

体の外に出すべきものが体内にあって、それを排泄する(解毒)のシステムと考えられます。

 

 

ここ数年で「下痢は止めないほうがよい」という考えが広まり始めていたのですが、

いかんせんいろんな方と会話しているとそれもあまり浸透していないことも多々見られ・・・(-_-;)

 

胃腸炎と診断されると下痢を止めないのに、診断されていない下痢だと止めようとする。

というカオスが発生しています。

 

とにかく、

薬などで下痢を止めるということは、毒を外に出そうとする自分の体に備わっている防衛機能を、

あえて妨害しているという矛盾がおきます。

 

 

小児科の先生が脱水の話を持ち出すので、脱数予防のために下痢は止めた方がよいのでは?とおっしゃる方もおられます。

もちろん、水分を多くして体外に出すのですから小さい子供や高齢の方などは特に脱水に注意する必要はあります。

でも、その場合も下痢を止めるのではなく、水分を補えばいいわけで、あえて毒を体にため込もうとする必要はないですよね?

 

 

ここまでで私が言いたいことがわかってくださったのではないでしょうか?

 

今日のタイトルを思い出してみてください。

 

便秘と下痢はどっちがマシか、です(笑)

 

 

感覚、変わりましたか?

 

 

下痢は心配する割に便秘は笑い話で済ませるという方をよくお見かけします。

下痢が毒を体外に出す働きならば

便秘は毒を体にためこむことになりますね。

 

便秘の最長期間とか自慢して笑っている場合ではありません。

 

私的には下痢の方が便秘の100倍マシです。

ためこむより、出せるほうが断然いいはず。

 

 

私も時々1週間くらい特に他の不調もないのに下痢っぽくなる時がありますが

なんか出してくれてる~(笑)と思って

ちゃんと対応してくれている体に感謝しています。

 

 

社会生活的には下痢の方がいろいろ不便なのはわかりますが

がんばって毒を出してくれているのを下痢止めで御自ら妨害するようなことは

控えられたほうが、先々の体のためかなと思います。

 

 

ちなみに熱は下げるべきか問題も同じことが言えます。

 

長くなるのでそれはまた今度✋

 

 

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2022/05/20

陥没乳頭と乳腺炎

毎年恒例乳腺炎の季節(前半)がやってまいりました
ご存じの方には相変わらずしつこいですが、乳腺炎の話題をお届けします<(_ _)>

 

おっぱいの相談を受けていると、実は意外と多い陥没乳頭・・・

 

日常生活では特になんの不便もなく
一緒に温泉にでもいかなければ、女性同士であっても他人に乳首を見られるようなことはないので
形がどうだろうと実質的には問題にならないのですが

 

人生で乳首の形が命運を左右する時期があるとすれば
それは産後に母乳をあげる時だと思います。

 

 

・・・ふつーに乳首について語ろうとしていますが
よく考えたら、合法的に複数の女性の乳首を見たり触ったりする職業って乳腺外科の医師か助産師か産科の看護師くらいですね

職業病というか、社会ではめっちゃイレギュラーだという感覚が抜けてました( ̄▽ ̄;)

気を付けよう・・・

 

 

気を取り直して

陥没乳頭でない方や男性などは
それの何がマズイの?という感覚かもしれませんが

 

そうである方とそうでない方で、
経験上、赤ちゃんの吸いやすさはだいぶ違います。

 

特に、妊娠中お手入れをまったくしていないと
(めんどくさかった、やり方を教えてもらえなかった、お腹が張って医者に止められたなど理由は様々)

めっちゃかたいことが多いです。

 

 

授乳に理想的な乳首のやわらかさは耳たぶ位と言われています。

 

陥没乳頭の方は乳首が短く、かたく、伸びないことが多いので
哺乳瓶の乳首(長い、やわらかい)より断然吸いにくい状態になります。

 

吸いにくいので赤ちゃんが直接飲めずに、母乳が残って乳腺炎になることがありますが

そういう時に「陥没乳頭なんで・・・」
と決めつけるのはちょっと違います。

 

その論理だと、世の陥没乳頭のママたちは全員乳腺炎にならなければいけませんよね。
そんなことはありません。

 

 

過去のブログでも触れていますが
乳腺炎は体全体の問題が胸に出ているにすぎず

 

たとえ飲みにくいおっぱいで飲み残しがあったとしても
体の水がきちんと流れていれば吸収・排泄されるようになっています。

 

それができないからこその乳腺炎なので
おっぱいのせいではないのです。

 

これは体全体を診るという概念がないと気づけませんでした。
私も整体を学ぶまではおっぱいにしか目が向いていませんでしたし、指導法ばかり追いかけていました。

 

でも、体全体をみるということを知ってから
体を整えると乳腺炎は改善するし、再発しにくくなるのは何度も経験しています。

 

だから、うちに定期的に通っているママは乳腺炎になりにくいし
乳腺炎になってしまって診せにくる方も、ほとんどが痛い思いをしておっぱいを搾ることなく解決します。

 

それこそが乳腺炎≠おっぱいの証拠ではないかと・・・

 

ちなみに、授乳を経験したり、体が整ってくることで陥没乳頭じゃなくなる方もいます。

整体を学び始めた頃、

産院の授乳指導中に鎖骨の調整を入れたら乳首が出てきて赤ちゃんが吸うようになった、

というのを目の当たりにして、

患者さんも驚いていましたが、多分私自身の方がもっと驚きました(笑)

ということは当然陥没乳頭でなくても、

乳首の伸びが悪いとかなかなかやわらかくならないという方も、

体を整えると変化する可能性が十分あるということです

 

なんにでも理由があるんだなあ・・・と、ちょっとだけ世の中の真理を悟ったような気がした一件でした( ̄▽ ̄;)

 

 

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2022/02/25

まじめにヘルメット療法について語ってみる

最近ヘルメット療法について質問されることが増えてきたので

私なりの考えをまとめてみます。

あくまで現時点の考えなので、1年後には違うことを言っているかもしれません。

 

赤ちゃんの頭の変形や絶壁について調べると、ヒットすることがあると思います。

 

簡単に言うと、変形した頭にヘルメットをかぶせて、キレイな形にしていきます。

考え方としては歯の矯正をイメージしていただくとわかりやすいと思います。

理想とする形になるように型を作って、その形に寄せていくという。

 

この話をしている時、知り合いが

「丸いスイカを四角に育てるのに似てるね」と言っていて

かくかくした頭を丸くしたいので、目指す形は逆方向ですが

上手いこと言うな~、と感心しました

 

 

昔は東京女子医大病院までいかないと受けることができなかったのと、

治療費が高額なのでそれなりにハードルの高いものでした。

 

最近では栃木県内でも受けることができるようになり、栃木県民には治療のハードルが少し下がったようですね。

 

 

ヘルメット療法のサイトを見ると、頭の変形がいかによくないか、ということが切々と描かれています💦

 

頭の形がきれいに越したことはないのは同感ですが

それが全てだとも思わないので、

あまり不安をあおるのもいかがなものか、というのが正直な感想です。 

 

確かに

 頭蓋骨は脳の入れ物なので、それが凹むと程度によって脳にも圧力がかかりますし

頭の形に左右差が出る変形だと、顔の正面と体の正面にずれが出て、自分の思った方向へまっすぐ進めなくなるということもありますので

変形しないならもちろんしない方がいいです。

 

 

前提として、

頭の形を整えるという目的だけなら現存する対処法としてヘルメット療法に勝るものを私は知りません。

 

ただし!

 

頭の形だけにとらわれすぎてしまうと、大事なことを見落としてしまいます。

 

 

そもそもヘルメット療法が必要なほど頭が変形している赤ちゃんは

頭のコリ、肩こり、お腹パンパン、反り返る、背ばいする、横抱きするとぴちぴち跳ねる、

授乳間隔が空きにくい、おならと一緒にかする程度のうんちがおむつにつく、眉間にしわ、

乳児湿疹・・・などなどたくさんの問題が一緒に起きています。

 

これは決して別の問題ではなく、大本をたどれば同じ原因であることが多いのですが・・・

 

ヘルメット療法をすることで、その問題がさらに助長されることもあります。

 

なぜかというと・・・

 

まずは、想像してみてください。

 

 

ヘルメット療法は、お風呂以外24時間ヘルメット着用が基本です。

 

もし、自分がお風呂以外のほぼ24時間かぶって生活するとしたら、それは快適ですか?

多分一晩で頭痛や肩こりを訴える人は少なくないと思います。

それが、数ヶ月続きます。

自分だったらどうでしょうか?

 

 

首座り前や、首が座ってまもまくの時期なら、たとえ軽量の素材であっても、自分の頭の重さが増えるので、支えるのが大変になります。

抱っこする人がそれを理解して支えてあげるのかどうか、

夜寝るときどうしたら首や方に負担がかからないか気遣ってあげられるかどうかで

生活の質が変わります。

 

ちなみに、ヘルメット療法をやっているいないに関わらず、頭の変形が気になる方は、まず頭皮をやわらかくしないと変化しにくいです。

頭蓋骨は頭皮に包まれています。

骨が膨らもうとしても、頭皮がかたいと膨らもうとする頭蓋骨を邪魔してしまい膨らむことはできません。

 

では、頭皮をやわらかくするにはどうしたらいいのか。

皮膚は1枚でつながっています。

体全体がやわらかくなるようにすることです。(柔軟性とは別物です)

つまり

結局は頭だけ、その部分だけではなく全体を見ることが大切なんです。

 

私がいいたいのは、目の前の、目につきやすい問題にとらわれて

他の大事なことを見落とさないでほしいということです。

 

頭が変形していない方がいいということは多分誰でもわかると思います。

でも、多少変形していても普通に生活している大人はいっぱいいます。

 

患者様でも「絶壁です」と自己申告される方は多いですし、

私自身も右後頭部がけっこうな絶壁です。

 

そのせいか、10代の頃はまっすぐ歩いているつもりで隣を歩く友人にどんどん寄って行ってしまったり、

脇にある障害物に気づかずにぶつかったりした過去があります(苦笑)

 

肩こりがあるのに自覚がなく、よく偏頭痛を起こしては痛み止めのお世話になったりもありました。

 

 

で、何が一番きつかったかというと、

偏頭痛でした。

他のことも、そりゃない方がいいに越したことないと思っていますが

普段が快適であることが一番です。

 

たまたま整体に出会って、頭の絶壁の影響を知り

自分が右絶壁であるとそこで知り

あれやこれやと試したり、勉強していくうちに右の絶壁はだいぶマシになりました。

もちろん、大人になってからの話です。

 

そして、自分が万年肩こりであることを自覚できるようになり

肩こりのないときがあるようになり

今は、ときどき肩がこる程度になりました。

 

 

 

ヘルメット療法どう思いますか?と質問されることは少なくありません。

 

 

結局はママが何を優先するかという話で

やるもやらないも自由だし、

どんな療法にもメリットとデメリットがあって、単純にいい悪いでは片付けられません。

だからこそ、全体を見て判断してほしいのです。

 

なので、なってもやらなくてもどっちでもいいと思うけど

どちらにせよ、それによって起きるデメリットの対策はしてね。

というようなことをお伝えしています。

頭のことで相談しているのに、体のコリの話をされて面食らうママも珍しくないです。

 

具体的な話をすると、ちゃんと聞いてくれます。

 

例えば

ヘルメット療法をやっていたら、頭はキレイになったけど・・・

 

うつ伏せで頭が上がらなくてはいはいしなかった

とか

反りかえりがずっと続いて、立ってもそるから後ろに転んで後頭部強打しちゃう

とか

派手に転んだ時に手が前に来なくて前歯折れちゃった

とか

ならないように・・・

 

ちなみにちゃんと気にかけてあげて、対策してあげれば全部防げます。

────と。

 

大切なのは

知っている(知ろうとする)こと、気にかけてあげること、ケアしてあげることです。

それは頭の形の話だけではなく、すべてにおいて言えることです。

 

 

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