すこやかママブログBlog

2023/03/22

そもそも話 首が座るってどういう状態?

うちの子首が座ってきました(^▽^)/

 

 

と、うれしそうにご報告をいただくことは珍しいことではありません。

 

お客様はもちろん、親戚や友人知人からもよく言われます。

私が助産師だからですかねー?

 

 

でも、大抵の場合、

 

それ、本当に首座ってますか?

 

と確認したくなる衝動といつも闘っています。

 

 

だって

首が座ってるんじゃなくて、凝り固まってますから~!!

みんな首座りを知らなすぎる~

 

そういう訳で、若い頃は今よりもっと外出先で赤ちゃんを見ると衝動に駆られて

あぶな~・・・💦ということがありましたが、今はできるだけ「無」を心がけています。

 

大事なのは、ママやパパが自分であれ?と思って変えようとすることなので。

 

そういえば・・・

 

一般の人って「首座り」がどういうものか学ぶところってないんじゃない?

 

 

私は助産師なので、看護学校でも小児看護で(軽ーく)勉強しましたし

助産師学校でも赤ちゃんの発達という部分で(軽ーく)勉強しました。

助産師になってからもセミナー受講などで(がっつり)学んでいるので

多分一般的な看護師助産師よりは発達に詳しい方だという自負もそれなりにあります。

 

自分も助産師で働いていた頃は発達関連に弱かったので

マニアックな人でないと、たとえ医療者でも赤ちゃんの発達を知らない人の方が多いかもしれません。

 

では、医療者でもこのありさまだったら、ママたちはいったいどこで知るの?

 

一昔前の大家族の頃は、自分の子供以外にも赤ちゃんに触れる機会が今よりあったでしょうし、

おばあちゃんの知恵袋的な口伝えもあったのではないかと想像できます。

 

・・・が、今のママたちの親(おじいちゃんおばあちゃん)世代は既に核家族世代に入っているので、

自分も親から伝えられずわからないままに育児をした世代のスタート時期の方々だったりします。

 

なので、当然自分の親からもそれほど有用な知識は伝わらないと考えても大きく間違ってはいないでしょう。

私自身の親も含めて、知らない人はとても多いので。

 

ちなみにたまひ●とかは大したことは載っていません。

ちょっと知っている人だったら「なんでこんな体の子が月齢モデルに?」ということも珍しくなく・・・

大事にするところがそこじゃないんだなあ~と。

 

地味だけどめっちゃマニアックな情報載せてくれてるネット情報の方がいいこと書いてあったりします。

でも、知らないと判別が難しいんですよね・・・

 

よくよく考えてみたら、母親学級や産後の育児指導はあっても、せいぜい産後の1か月健診までのことで

1か月健診以降のことって教えてもらえるところがありません。

 

当然4か月位でやってくる首座りのことも教えてもらえる機会はなく、

ママたちは「なんとなく」のイメージで首が座った「気がする」のを首が座ったと報告してくれるのです。

 

首座りも実は奥が深くて、それについて話し始めたら1日中でもしゃべっていられそうですし、

書いている今現在も話があちこち飛んでしまって半分以上消しながらやっているのですが、

大量に情報や言葉をぶつけてみたところで誰も得をしないのでがんばって簡潔にまとめてみようと思います。

 

まず、首座りについてたくさんの方が勘違いしていること

①早く首が座るのはいいこと

②首がしっかりする(頑丈になる)のが首座り

 

ハイ、これ両方ブ~です。

 

①について

首座り以外でも全般に言えることですが

「発達は早い方がいい」は大間違い

なので、まずはこの発想を横に置きましょう。

 

物事には何でも適正なタイミングというのが存在します。

 

4か月位で首が座るのが生き物としてのタイミングですので

前後1か月程度の個人差が出たとしても、1か月や2か月で首が座るというのは体の構造上イレギュラーになります。

 

この時、同時に合わせて考えなければならないのが②です。

 

「首がしっかりする」の解釈の問題です。

ここいらがきちんとした情報が出回らないことと関係しているのですが、多くの場合

 

首がぐらつかなくなった→しっかりした→首が座った

と考えています。

 

が、このぐらつかなくなった状態、

見てみると「ぐらつかない」を通り越して「びくともしない」くらいガチガチに固まっていることがあります。

 

簡単にいうと肩こりの状態になっていて、

凝り固まっているからぐらつかない、びくともしないわけです。

 

この場合、ママが気になる症状として

顔や首の湿疹、体は細いのにくっきり二重あご、頭皮の垢が張り付いて落ちない、

などが同時に起きていることがあります。

 

首座りと凝り固まっている(びくともしない)の違いは力を入れたり抜いたりができるかどうかです。

 

適正に座っている場合は必要な時だけ首を支える力が入り、不要な時は脱力します。

凝り固まっている場合は、ずっとかたまったままです。

 

そして、首肩の凝り固まりは本来の首座りをとてもとても邪魔してくれますので、

ない方がいいと個人的に思っています。

 

赤ちゃんも肩がこる、という前提で首肩まわりを触ってみるとめっちゃ凝ってた!というのもよくある話ですので、

気になる方は一度確認してみてもいいかもしれません。

軽いものなら手を当てて温めたり、なでてあげたりするだけでも変化が見込めます。

 

首座りは赤ちゃんが生まれてから最初の大きな身体的発達です。

この時の首の座り方を起点にその後の発達が組み上げられていきますので、とても重要です。

 

知人で60歳を超えてもまだ首が座っていない方がいるという話をするとみなさん衝撃を受けられるのですが、

そんな人、私自身も含めてそこら中にいっぱいいますし、そのせいで肩こりと一生付き合っている方も当然いっぱいいます。

 

めっちゃ大事です、きちんとした首座り。

 

一番簡単な予防、対処法は

抱っこするときに頭をしっかり支えることです。最低4か月は

支えるのは首や肩ではなく、「頭」です。

 

こちらも勘違いして、頭ではなく首を支える人や、首がしっかりしてきたからと4か月未満なのに頭を支えるのをやめてしまう方がいますが

しっかり4か月間、しっかり頭を支えてあげるのがとても大切です。

 

 

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